1986 年 27 巻 4 号 p. 421-424
自動フライヤーにてさつま揚を0, 3, 9, 25及び66日間フライした菜種油について, 経日的な変異原活性の測定を行った. 変異原活性は Ames らの Salmonella typhimurium TA98, TA100, TA97, TA102及び小田らのβ-ガラクトシダーゼ活性を指標としたTA1535/pSK1002を用いて検索した. いずれの試料に関しても変異原活性は認められなかった. しかしPOVが8.9と最も高い9日目の菜種油ではβ-ガラクトシダーゼ活性が対照より約1.8倍高かった.