食品衛生学雑誌
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食品中の銅クロロフィリンナトリウム分析における指標成分
安田 和男只野 敬子牛山 博文小川 仁志川合 由華二島 太一郎
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1995 年 36 巻 6 号 p. 710-716_1

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抄録

食品中の銅クロロフィリンナトリウム (Cu-Chl-Na) を分析する際の指標成分をフォトダイオードアレイ検出器付HPLCを用いて検索した. 市販のCu-Chl-Naは, 主として銅クロリンe6及び銅クロリンe4から成る混合物であることが判明し, 更にCu-Chl-Naは添加された食品によっては, その製造工程においてpHや温度の影響を受け組成成分に変化を起こすことが明らかとなった. わらび水煮の製造条件 (pH5.0, 70°) 下でCu-Chl-Naの主成分の安定性を調べたところ, 銅クロリンe4は比較的安定であるため, Cu-Chl-Naの使用の有無を確認する際の指標となることが明らかとなった. 銅クロリンe4を指標成分として市販品のわらび水煮, みつ豆缶詰あるいは瓶詰中の寒天及びチューインガムを分析したところ, Cu-Chl-Naの使用を確認することができた.

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© 社団法人 日本食品衛生学会
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