食品衛生学雑誌
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電気化学検出HPLCによるスパイス類及び豆類中のコリンの測定
松澤 睦子川井 英雄
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1996 年 37 巻 2 号 p. 72-76_1

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抄録

食品中の結合型コリンを遊離型コリンに加水分解し, 電気化学検出HPLCによって分析する方法を検討し, 簡便で迅速なコリンの測定方法を確立した. 本法の検量線は0.004~2.00nmolで直線性を示し, 検出限界は4pmol (0.4ng) であった. 大豆など4種食品への添加回収率は93.2~105.8%であった. 測定結果は, スパイス類の平均値 (±SD) が0.91±0.62mg/gであり, 豆類の平均値 (±SD) は1.71±0.34mg/gであった. 本法の測定値は精白米, 小麦粉, 大豆, スキムミルク, 卵黄などについては従来の報告とよく一致した.

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© 社団法人 日本食品衛生学会
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