食品衛生学雑誌
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マトリックス固相分散法による菓子類中の酸性タール色素の試料溶液調製法
甲斐 茂美新川 隆康高橋 温子小泉 明子兵頭 行夫鈴木 澄子中澤 裕之
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1996 年 37 巻 3 号 p. 146-150_1

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抄録

固相担体を食品に直接混和した後, 有機溶媒で抽出するマトリックス固相分散 (Matrix Solid Phase Dispersion: MSPD) 法によって, 菓子類中の許可及び指定外の酸性タール色素を簡易かつ迅速に抽出する試料の前処理法について検討した. 色素を菓子類に添加して, MSPD法によるクリーンアップ条件を検討した結果, 臭化トリメチルセチルアンモニウムのメタノール溶液で湿潤したC18と菓子類の混和物でミニカラムを形成し, 水で洗浄後, メタノールで溶出することで, 試料溶液の調製が可能であった. また, この溶液をTLC及びHPLCで分析した結果, 添加回収率は76.7~102.4%であり, 定性・定量分析に応用できた.

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© 社団法人 日本食品衛生学会
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