杜仲葉を主原料とした加工品中のゲニポシド酸 (GA) 及びカフェイン (CF) の分析法を検討するとともに市販品の含有量調査を行った. 抽出は熱水で行い, クリーンアップは逆相とイオン交換カートリッジを組み合わせた方法によって行った. 定量は逆相系カラムを用いたHPLCによって行った. 市販品の含有量調査を行ったところ, GAは杜仲茶と称するものすべてから検出され, その含有量は乾燥葉のティーバッグタイプで160~1,500μg/g, 清涼飲料水で3.6~19μg/gであった. また, CFは茶葉との混合品のみから検出され, その含有量は2,100~9,800μg/gであった.