食品衛生学雑誌
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大腸菌O157の検出へのフローサイトメトリーの応用
楠 博文塚本 定三Connie F. C. GIBASIda F. DALMACIO植村 興
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1996 年 37 巻 6 号 p. 390-394_1

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抄録

加熱処理した大腸菌にFITC標識抗大腸菌O157 IgGを反応させ, フローサイトメトー (FCM) による大腸菌O157の直接検出を試みた. FCMで大腸菌O157とO157以外の大腸菌を30分以内に明確に区別することが出来た. 試験に供したO157大腸菌の凝集価は128を示したのに対し, 12株のO157型以外の大腸菌のうち6株は凝集反応で1ないし4の凝集価を示した. これらは同時にFCMでもわずかに陽性を示した. すなわち, FCMにより, 大腸菌個々のO157抗原の量が定量的に測定し得ることが示唆された.

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© 社団法人 日本食品衛生学会
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