東大阪市立総合病院耳鼻咽喉科
2008 年 29 巻 3 号 p. 45
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蝶形骨洞は頭蓋底・視神経・海綿静脈洞などの構造物が周囲に隣接するという解剖学的特徴を持つため,周囲に炎症が波及すると時に重篤な症状をきたすことがある.今回我々は,急性蝶形骨洞炎が保存的治療に抵抗し硬膜外膿瘍を形成するに至ったため,激しい頭痛・嘔吐・複視などの症状を呈した症例に対し,内視鏡下蝶形骨洞開放術を施行しこれらの症状を軽快し得たので報告する.
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