2026 年 38 巻 2 号 p. 62-68
目的:6%過酸化水素とカスタムトレーを用いるホームホワイトニングの有効性と安全性について後ろ向き研究を行った。
方法:6%過酸化水素(ティオンホームウィズ,HP群)および10%過酸化尿素(ティオンホームプラチナ,CP群)を主成分とするホームホワイトニング材を使用した患者127名の診療録からホワイトニング前後の問診および口腔内診査結果,分光測色法による測色結果を収集し,解析した。
結果:HP群(42名)の1クール(60分10日間)実施前後の色差はΔE*ab=8.0,ΔE00=5.4であった。CP群(85名)の1クール(120分14日間)実施前後の色差はΔE*ab=6.9,ΔE00=4.2であった。知覚過敏の発症率は両群とも約24%と同程度であった。
結論:本研究の条件下において,6%過酸化水素を主成分とするカスタムトレータイプのホームホワイトニング材は,十分な臨床的有効性と安全性を示した。