歯科審美
Online ISSN : 2758-9021
Print ISSN : 0916-1945
原著
6%過酸化水素とカスタムトレーを用いたホームホワイトニングの臨床的有用性
新妻 由衣子渡邉 仁美城生 麻里佐藤 祥子永里 咲恵坂本 奈津季柴田 悠美角田 彩夏山口 麻衣小林 幹宏
著者情報
ジャーナル フリー

2026 年 38 巻 2 号 p. 62-68

詳細
抄録

 目的:6%過酸化水素とカスタムトレーを用いるホームホワイトニングの有効性と安全性について後ろ向き研究を行った。

 方法:6%過酸化水素(ティオンホームウィズ,HP群)および10%過酸化尿素(ティオンホームプラチナ,CP群)を主成分とするホームホワイトニング材を使用した患者127名の診療録からホワイトニング前後の問診および口腔内診査結果,分光測色法による測色結果を収集し,解析した。

 結果:HP群(42名)の1クール(60分10日間)実施前後の色差はΔEab=8.0,ΔE00=5.4であった。CP群(85名)の1クール(120分14日間)実施前後の色差はΔEab=6.9,ΔE00=4.2であった。知覚過敏の発症率は両群とも約24%と同程度であった。

 結論:本研究の条件下において,6%過酸化水素を主成分とするカスタムトレータイプのホームホワイトニング材は,十分な臨床的有効性と安全性を示した。

著者関連情報
© 2026 一般社団法人日本歯科審美学会
前の記事 次の記事
feedback
Top