兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科 大阪教育大学
兵庫教育大学
2021 年 61 巻 3 号 p. 515-526
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本研究では,主体的な探究活動における仮説の検証段階において,学習者に見られる演繹的推論過程の課題を明らかにすることを目的とする。そのために,大学生を対象とした自由度の高い探究活動において,仮説検証と考察過程を記述させ,論理学的観点から分析した。その結果,状況Aにおける現象Bを生じさせる要因Xについて,三段論法における小前提に当たる「AならばX」,もしくは大前提にあたる「XならばB」のどちらか,あるいは両方を妥当に推論できていない学生が相当数存在することが明らかになった。
日本理科教育学会研究紀要
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