2026 年 26 巻 p. 3-6
大規模火災において火災を急激に拡大させ、多くの家屋の損失に係るのは、火災から発生して飛散する「火の粉」と呼ばれる燃焼物である。研究の結果、家屋から発生する火の粉と樹木から発生する火の粉では形は異なるが、火災で発生する火の粉の大きさは数センチ四方のものが多いことがこれまでの研究により明らかになった。火の粉による建物着火に関しては、火の粉発生装置を用いて「火の粉が降る」様子を再現しながら行われた実験により、屋根やウッドデッキ等の隙間に火の粉が集積することで最終的に建物着火に至ることが明らかになった。