Skin Cancer
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一般演題
異時性多重悪性黒色腫:左胸部悪性黒色腫の初発から24年後に認めた右大腿部原発黒色腫の治療経験
大野 健太郎古川 洋志林 利彦山本 有平
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2015 年 30 巻 3 号 p. 223-227

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抄録
初発の悪性黒色腫の治療から24年という長期経過後に,新たな原発としての悪性黒色腫が発症した症例を報告する。66歳,男性。42歳時,左胸部の悪性黒色腫の診断で広範囲切除と左腋窩郭清を行い経過良好,年一回の外来通院での経過観察となっていた。66歳の時の定期受診時に,右大腿の黒褐色斑に色調変化を認めたため,生検を施行したところ悪性黒色腫の診断であった。新たな原発の黒色腫として広範囲切除施行,センチネルリンパ節は陰性であったが5年後に鼠径リンパ節転移として再発。リンパ節郭清を行いその後30ヵ月再発なく経過良好である。 多重悪性黒色腫(multiple primary melanoma)の報告の中でも,24年という長期経過観察後の新たなる原発出現の報告は稀である。家族歴もなく,異形母斑の多発の既往もないケースであったが,長期経過観察の中で新たな原発の黒色腫を発症した。悪性黒色腫において,長期経過観察の重要性を示す症例を経験した。
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© 2015 日本皮膚悪性腫瘍学会
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