名古屋大学皮膚科学教室
1986 年 1 巻 p. 132-135
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表皮様嚢腫より出現したS.C.C 1例とB.C.E 1例を報告した。S.C.Cは殿部皮下硬結出現後30年で, B.C.Eは頬部皮下硬結出現後4年で悪性化が診断された。B.C.Eは多分化能をもつため発生母地を決めるには慎重を要するが, その診断の要点を述べた。B.C.Eは好発部である顔面に出現したという報告が多く悪性化診断までの期間は約4年であるが, S.C.Cでは殿部に多く悪性化診断までに20年を要していた。
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