埼玉医科大学皮膚科学教室
国立がんセンター皮膚科
1986 年 1 巻 p. 54-59
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新しい多剤併用療法として悪性黒色腫患者69例に対し, PAV療法を施行した。Stage Ibおよびstage IIの症例において5年生存率は67%であり, 過去の手術単独群より優れた成績をおさめ, また従来より本症によく用いられているDAV療法と比してほぼ同程度の成績を得た。Stage IVの転移巣に対する奏効率は20例中PR 6例で30%であった。皮膚および皮下組織転移巣にとくに高い奏効率を得た。重篤な副作用も認められず, 悪性黒色腫に対する有用な治療法の1つと考えている。
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