症例. 63歳。女性, 5~6年前, 背部の皮疹を指摘されるが, 放置していた。昭和59年夏, 左腋窩の無痛性腫瘤に気づく。皮疹は徐々に増大してきたようである。昭和60年夏, 近医受診し当科紹介される。背部に43×46mm, 周辺やや堤防状隆起, 中央に脱色素斑を右する黒褐色腫瘤が存在し, 一部脱色素性乳頭腫様腫瘤も存在。両側腋窩リンパ節触知。
DAV療法, IFN-β局注後,広範切除+中間層植皮+両側腋窩リンパ節郭清術施行。術後DAV2クール後, OK-432にて経過観察中。
組織は, SSM, level 4, stageII。
本邦において, 両側所属リンパ節に転移をきたしたまれなSSMの一例を, 報告し若干の考察を加えた。