Skin Cancer
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多発性Bowen病が併発した表在播種性汗孔角化症の1例―汗孔角化症の前癌性変化とDNA量―
大塚 藤男黄 珠玲石橋 康正嶋 昭紘
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1987 年 2 巻 p. 146-148

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抄録
多発性Bowen病を併発した表在播種型汗孔角化症の1例について報告する。患者は73歳, 男子。顔面, 手掌, 足蹠を除く全身に汗孔角化症病変が播種性に多発し, 前胸, 腹, 大腿内側, 下腿に紅色, 浸潤性局面を認める。組織はおのおのcornoid lamellaを有する汗孔角化症およびBowen病に合致する。後者の組織内にもcornoid lamellaが散見された。
汗孔角化症皮膚病変の前癌性変化を検討する目的で本症例の汗孔角化症病変, Bowen病病変, 健常皮膚および健常人健常皮膚について表皮細胞の核DNA量を検討した。汗孔角化症は軽度ながらそのhistogram pattcrnがabnormal ploidyを示し, 本症の前癌的性格が細胞学的に証明された。
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© 日本皮膚悪性腫瘍学会
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