Skin Cancer
Online ISSN : 1884-3549
Print ISSN : 0915-3535
巨大腫瘍性病変について
小野 友道
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20 巻 (2005) 1 号 p. 8-13

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抄録

皮膚の腫瘍性病変の診断名にはしばしば「巨大」が冠せられる。しかし, 「巨大」についての明確な定義はない。今回, 著者は日本皮膚悪性腫瘍学会会員を対象にアンケート調査を行い「巨大」の概念イメージを探ってみた。1,182通の内, 501通 (42.4%) の回答を得た。
その結果, 腫瘍の径が10cmを超えると, 「巨大」のイメージを持つ回答が224通を占めた。しかし, 一方で118通もの回答が「その他」とした。その理由として, 「腫瘍によって異なる」「発生部位により異なる」などが示された。
また, 「巨大」は患者サイドにとって決して良いイメージを与える用語ではないとの回答があり, 著者もこれに賛同する。カルテ記入やインフォームド・コンセントの際に「巨大」は使用すべきでないと考える。

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© 日本皮膚悪性腫瘍学会
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