Skin Cancer
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女性器原発悪性黒色腫の2例
千葉 由幸井畑 穣中山 裕樹
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2006 年 21 巻 3 号 p. 368-371

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抄録
症例1, 73歳女性。平成17年6月18日頃から外陰部に違和感出現, 8月5日当院婦人科紹介受診となった。現症および前医での組織所見から悪性黒色腫と診断し患者希望による腫瘤減量目的で9月30日, 膣切除+単純子宮全摘+両側卵巣摘出術施行, DAV-Feron療法3回施行した。症例2, 49歳女性。平成17年夏頃, 外陰部の違和感出現し10月頃, 疼痛を伴うようになってきたため12月6日当院婦人科紹介受診。生検にて悪性黒色腫と診断され12月13日当科併診となった。12月15日当科入院しDAV-Feron療法1回施行したが病状改善せず平成18年3月15日永眠となった。女性器原発悪性黒色腫は全悪性黒色腫の中でも比較的稀であり, その解剖学的特長や羞恥心などから発見が遅れることも多い。治療は皮膚悪性黒色腫に準じ行われるが, 進行期悪性黒色腫は難治で予後不良のため今後症例の集積によりさらなる治療の進歩が望まれる。
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© 日本皮膚悪性腫瘍学会
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