Skin Cancer
Online ISSN : 1884-3549
Print ISSN : 0915-3535
神経周膜への浸潤を認めたケラトアカントーマ
北川 伸子山本 康生荒田 次郎
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4 巻 (1989) 1 号 p. 44-47

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抄録

85歳, 男。眉間部の腫瘤, 疼痛あり。組織学的所見はケラトアカントーマ。滑車上神経周膜への浸潤あり。2回全摘するも眼窩内にまで浸潤しており約5ヵ月の間に3回も再発を繰り返した。ケラトアカントーマでの神経周膜への浸潤はよく知られているが, 短期間での再発, 眼窩内までの浸潤をしている症例の報告はまだ見られていない。自験例では高K血症, 腎機能の異常があり全身麻酔は困難なため, 全摘出来なかったが治療についても考察する。今回我々は腫瘍で疼痛を訴える場合には, 神経周膜への浸潤の可能性を考えて慎重な対応が必要である事を痛切に感じた。

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© 日本皮膚悪性腫瘍学会
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