Skin Cancer
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Pagetoid reticulosisの1例
小林 泰介小路 雅人川原 進前田 直徳神崎 保
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1990 年 5 巻 1 号 p. 185-188

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抄録

23歳男性の右前腕部に生じたPagetoid reticulosisの1例を報告した。皮疹は, 右前腕屈側および伸側に3個あり, 類円形の赤褐色の斑で軽い落屑があった。病理組織学的には, リンパ球様の小円形細胞が真皮上層部に浸潤し, 一部表皮内に入り込んでいた。浸潤細胞は, 核がクロマチンに富み異型性も見られ, 表皮内は基底層に沿って点々と浸潤していく傾向があった。これらは, 電顕的にはセザリー細胞類似のリンパ球で, 免疫組織学的にはOKT 3, 0KT 8陽性で,OKT4, B1陰性であった。治療は, 皮疹辺縁から3cm離し筋膜上で切除, 植皮した。術後一年半経過し再発は見られていない。

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© 日本皮膚悪性腫瘍学会
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