Skin Cancer
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IFN-γ局注が著効を呈したlentigo maligna melanoma―投与終了後組織学的にSCC変化を認めた1例―
荒川 謙三戸井 洋一郎宮下 正人神崎 寛子長尾 洋荒田 次郎
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1990 年 5 巻 1 号 p. 203-206

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抄録

眼瞼部に生じたlentigo maligna me1anoma, pT2N0M0, stage Iの症例に対してinterferon (IFN) -γを局所投与したところ, 著明な腫瘍の縮小を見た。 PRと判定し摘出術を施行したところ, その標本中に有棘細胞癌の所見を認めた。IFNにて異種の腫瘍を生じた例はほとんどなく, その機序に関しても若干の考察を加えて報告する。

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© 日本皮膚悪性腫瘍学会
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