Skin Cancer
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ヌードマウス可移植性ヒト悪性黒色腫および腎癌に対するWPGの抗腫瘍効果
石原 和之小出 勉小松 輝夫
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1990 年 5 巻 1 号 p. 227-238

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抄録

WPG (whole peptidoglycan) はビフィズス菌の1種であるBifidobacteyiurn infantis由来の新しいBRMである。その作用としてNK活性の増強作用とIL-1誘起能, 局所免疫反応と腫瘍の退縮, 抗腫瘍T細胞の誘導などが知られている。我々はヌードマウス可移植性ヒト悪性黒色腫 (SK-14) およびヒト腎癌 (RCC-1) を移植してWPGの増殖抑制効果を検討した。投与は腫瘍内投与と皮下投与で行い, 連日15回投与後, SK-14は13日目, RCC-1は9日目に切除し, 重量を測定し, コントロールと比較して抑制率を検討した。また, 同時に病理組織学的にも観察した。抑制率はコントロールと比較してそれほど顕著ではなかったが, 皮下投与の方が腫瘍内投与より優れている印象を受けた。また, WPG投与による組織の変化はいずれも腫瘍細胞の壊死が著明で効果は組織的にはPRと考えられた。

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© 日本皮膚悪性腫瘍学会
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