6 巻 (1991) 2 号 p. 265-268
1974年9月より, 1989年10月までの15年間に岐阜大学皮膚科を受診した悪性黒色腫の患者88例について統計的観察を加えた。性別: 男性48例, 女性40例。年齢: 男女とも60歳代が最も多く, 平均年齢は58.8歳。発生部位: 足底29例, 顔面・頸部13例, 爪甲下11例の順に多かった。病型: ALM35例, NM29例, SSM6例, LMM4例であった。5年生存率: TNM新病期分類において, I期100%, II期94.1%, III期25.6%, IV期0%であった。治療: III期において, DAV+IFN-β局注療法が良好な成績を示し, 手術療法においては, II期・III期の所属リンパ節郭清群の予後が, 非郭清群と比して良好な結果を示した。