皮膚の科学
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症例
反復性に Sweet's 症候群様症状を呈しアザシチジンの関与が疑われた骨髄異形成症候群の1例
大森 麻美子上野 充彦小川 真希子長野 徹
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2013 年 12 巻 3 号 p. 195-198

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抄録

65歳,男性。ハイリスク MDS と診断され,アザシチジン 130mg/day 投与を開始された。投与後,発熱とともに顔面・四肢に有痛性の浸潤性紅斑が出現した。皮膚生検では真皮に血管炎を伴わない好中球の稠密な浸潤を認め Sweet's 症候群と診断した。その後アザシチジン投与のたびに発熱と皮疹を繰り返すもののプレドニゾロン内服治療に反応した。これまでに本邦でアザシチジン投与の関与が疑われた Sweet's 症候群の報告はない。今後の本疾患の機序解明にはさらなる MDS 患者でのサイトカイン解析が望まれる。(皮膚の科学,12: 195-198, 2013)

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© 2013 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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