皮膚の科学
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症例
2005年~2011年における金沢市の一診療所での Microsporum canis 感染症の発生状況について
小林 博人吉岡 真澄安澤 数史望月 隆
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2013 年 12 巻 3 号 p. 219-223

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抄録

金沢市南部の一診療所で2005~2011年の7年間に M. canis 感染症を21例経験した(体部・頭部白癬247例中8.5%)。男女比は1:3.2,2005~6年の症例がほぼ半数を占め,年齢は11~78歳(平均46.2歳),病型は体部白癬19例,体部・頭部白癬の合併例2例であった。感染源と考えられた動物はネコ15例(屋内飼育1例,外の動物と接触しうるネコ12例,拾いネコ2例),イヌ2例(2例とも室内飼育)で,不明4例であった。2006~11年に同地域の動物病院で皮膚糸状菌症のネコ30匹,イヌ6匹から M. canis が分離された。分離数は2006年に多く,それ以降は減少していた。家を出入りするネコは野良ネコとの接触で,屋内飼育のイヌ,ネコは多頭飼育施設での感染が疑われた。(皮膚の科学,12: 219-223, 2013)

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© 2013 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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