皮膚の科学
Online ISSN : 1883-9614
Print ISSN : 1347-1813
ISSN-L : 1347-1813
アトピー性皮膚炎と汗アレルギー
平郡 隆明
著者情報
ジャーナル 認証あり

2014 年 13 巻 Suppl.21 号 p. 21-23

詳細
抄録

汗はアトピー性皮膚炎(AD)の増悪因子であり,AD患者は自己汗に対する即時型アレルギー反応を高率に示す。我々は,ヒト汗をAD患者末梢血好塩基球に対するヒスタミン遊離活性を指標として精製し,汗中に含まれるヒスタミン遊離活性物質としてMalassezia globosaが産生するMGL_1304を同定した。さらに,AD患者ではMGL_1304特異的IgEが健常人と比べて有意に高いこと,MGL_1304特異的IgEとADの重症度には相関が認められることを明らかにした。汗中に含まれる抗原物質への対応として,特に夏期に汗をかいた場合は放置せず,シャワーで抗原を洗い流すことが重要である。(皮膚の科学,増21:21-23, 2014)

著者関連情報
© 2014 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
前の記事 次の記事
feedback
Top