皮膚の科学
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症例
皮膚そう痒症から肝細胞癌が見つかった1例
柳下 晃一杉原 和子山田 秀和
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2003 年 2 巻 4 号 p. 282-284

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抄録

症例は47歳男性。平成11年4月頃より全身のそう痒感が出現したため,近医受診し,抗アレルギー剤の内服にて経過観察していたが,軽快せず,平成12年12月6日当科紹介受診となった。デルマドロームの可能性を疑い腹部MRIを施行したところ,多発肝内転移をきたした肝細胞癌がみつかった。抗癌療法を施行したが,平成13年8月頃より癌性腹水が出現すると急激にそう痒は悪化した。痒みの評価にはVisual analog scale を用いた。そう痒を初発として肝癌をみつけたデルマドロームの1つであった。

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© 2003 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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