皮膚の科学
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症例
パルクス®が奏効したメシル酸ガベキサートによる難治性皮膚潰瘍の1例
市橋 かおり上田 英一郎岸本 三郎彦坂 高徹
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ジャーナル 認証あり

2003 年 2 巻 6 号 p. 532-535

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抄録

56歳女性。右乳癌の骨転移・皮膚転移に対し化学療法施行中,急性心筋梗塞を発症。経過中播種性血管内凝固症候群(以下DIC)傾向を認め,メシル酸ガベキサート(FOY®)500mN/dayを右肘窩の正中皮静脈より8日間持続点滴していたところ,刺入部付近の皮膚に発赤,壊死を認めた。当科紹介時,皮膚潰瘍は鶏卵大であったが,広範なデブリードマンおよび全層植皮術を施行,リポPGE1製剤(パルクス®)が植皮片の生着に奏効し,上皮化が完了した。

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© 2003 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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