皮膚の科学
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治療
形成外科レーザー外来開設3年間の治療経験
沼尻 敏明西野 健一石田 敏博松木 圭子貴島 顕二張 永紅奥田 良三
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2004 年 3 巻 4 号 p. 411-417

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抄録

新設形成外科においてレーザー外来を開始したので外来患者の成績につき集計を行った。年齢,性別,部位,疾患,効果率,副作用につき検討を加えた。対象は106名でQスイッチアレキサンドライトレーザーにて治療した。内訳は,solar lentigines 31名(29%),外傷性刺青18名(17%),扁平母斑16名(15%),異所性蒙古斑13名(12%),太田母斑12名(11%),色素性母斑12名(11%),などであった。有効以上の成績を示したものは,solar lentiginesで58%,外傷性刺青72%,扁平母斑25%,異所性蒙古斑54%,太田母斑50%であった。また副作用の発現は16.4%で,内訳は色素沈着が9.1%,色素脱失が7.3%であった。

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© 2004 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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