皮膚の科学
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使用試験
老人性皮膚そう痒症に対するベシル酸ベポタスチンの臨床効果
堀川 達弥原田 晋田村 真吾谷 昌寛川上 尚弘芦田 雅士上田 正登錦織 千佳子
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ジャーナル 認証あり

2005 年 4 巻 5 号 p. 475-480

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抄録

老人性皮膚そう痒症患者51名に対してベシル酸ベポタスチンを投与し,VASを用いて止痒効果を検討した。投与前に比べて投与2週後および4週後では有意にVASスコアの低下が見られた。掻破痕スコアは2週後および4週後には有意に低下した。そう痒および掻破痕を総合的に判定した最終全般改善度は「改善」以上 64.7%(33/51例),「やや改善」以上 78.4%(40/51例)であった。副作用としては眠気が5例,頭痛が1例に認められたのみで,眠気のVASスコアは2週後5.4,4週後8.9と軽度であった。ベシル酸ベポタスチンは老人性皮膚そう痒症の痒みの抑制に有用と思われる薬剤の一つであることが示唆された。

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© 2005 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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