皮膚の科学
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研究
悪性黒色腫におけるセンチネルリンパ節転移診断 : RT-PCR法を用いた遺伝子診断の有用性
礒田 英華森 智子西尾 大介安田 浩戸倉 新樹
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2005 年 4 巻 6 号 p. 515-520

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抄録

当科において過去約4年間にセンチネルリンパ節生検を施行した悪性黒色腫患者は25例であった。センチネルリンパ節は原則として色素法およびRI法を併用して同定した。摘出したセンチネルリンパ節はHE染色および免疫染色を用いて病理組織学的に検討し,25例中10例に転移を認めた。凍結保存した8例のセンチネルリンパ節について,RT-PCR法を用いて悪性黒色腫関連分子のmRNA発現を解析したところ,8例中7例でRT-PCRの結果と病理組織学的結果が一致した。残る1例では病理組織学的には転移を認なかったが,RT-PCR法で悪性黒色腫関連蛋白mRNAの増幅を認めた。

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© 2005 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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