皮膚の科学
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症例
ドセタキセルの繰り返し静注によって生じた静脈上蓋皮膚の色素沈着
皿山 泰子高井 利浩村田 洋三熊野 公子
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ジャーナル 認証あり

2006 年 5 巻 6 号 p. 381-384

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抄録

68歳,男性。乳房外Paget癌に対し,3投1休ドセタキセル療法を行った。1クール終了1ヵ月後よりドセタキセル注射部位の前腕に静脈の走行に沿って粗大な網目状の褐色色素沈着が出現した。静注を繰り返すごとに色素沈着は増強した。

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© 2006 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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