皮膚
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アトピー性皮膚炎, 蕁麻疹, 接触皮膚炎および皮脂減少性皮膚炎に対するKetotifenの臨床的検討
渡辺 加代子須貝 哲郎麻生 五月奥野 冨起子橋本 陽子
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1988 年 30 巻 3 号 p. 419-433

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抄録

アトピー性皮膚炎32例, 蕁麻疹16例 (急性4例, 慢性12例), 接触皮膚炎13例および皮脂減少性皮膚炎9例, 計70例にケトチフェン1日2mg, 朝食後および就寝前の2回内服治療を行い, その効果を判定した。その結果, アトピー性皮膚炎, 蕁麻疹, 接触皮膚炎および皮脂減少性皮膚炎における最終全般改善度での中等度以上改善率はそれぞれ, 78.1%, 75.0%, 53.8%, 66.7%であり, 有用以上の有用率はそれぞれ56.3%, 62.5%, 46.2%, 55.6%であった。また, アトピー性皮膚炎ではステロイド外用剤の使用量の減量が19例中10例にみられた。副作用は70例中11例15.7%にみられ眠気が主であった。臨床検査は6例に施行したが異常を認めなかった。

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© 日本皮膚科学会大阪地方会
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