皮膚
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c) 皮膚疾患に対する物理的療法 (アルゴンレーザー, イオントフォレーゼを利用した当科での治療)
長 等湯 正明
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1990 年 32 巻 1 号 p. 164-170

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抄録

血管腫や母斑に対するレーザー照射による治療は従来の観血的治療の限界を越えて, その色調の異常のみを治療できる方法として登場し, その有用性に関する数多くの報告があるが, 実際その治療方法はあまり普及するに至っていない。
我々は, 昭和61年4月より当科外来にて単純性血管腫を中心に約150例に及ぶ皮膚表在性疾患に対してレーザー光線治療を行ったので, その治療効果について若干の検討を加えて報告する。
次に, ビタミンCが皮膚の色素沈着を抑制することは一般に知られているが, イオン導入法によりその皮膚への浸透が高められるとされている。そこで当科では, 肝斑を中心とする色素異常症に対してアスコルビン酸リン酸エステルマグネシウムによるイオントフォレーゼ治療を行った結果, 有効例が認められたので報告する。

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© 日本皮膚科学会大阪地方会
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