金沢医科大学皮膚科学教室
1990 年 32 巻 2 号 p. 236-239
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84歳, 女性。40年前よりリウマチのため歩行障害があり, 1年前より寝たきり状態となる。2カ月前より仙骨部, 両大腿, 両踵に潰瘍が出現, 拡大した。両踵の潰瘍の辺縁は隆起し, その周囲は硬く乳頭腫状であった。左踵の組織像は, 表皮肥厚, 偽癌性増殖, 乳頭腫症を示した。初診の8週後頃より両下腿, 両足背に水疱が出没し, 組織学的には表皮下水疱で周囲に密な好酸球浸潤があり, 螢光抗体直接法でIgG, C3は陰性であった。
皮膚の科学
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