皮膚
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メチルパラベンによる接触蕁麻疹の1例
小嶋 益子
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1992 年 34 巻 5 号 p. 578-582

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抄録

47歳, 女性。約1年前より化粧品を使用すると顔にかゆみのある紅斑が生じ 数時間続く, 歯みがき粉を使用すると唇がはれる等の症状があった。接触蕁麻疹を疑って15分間貼布試験を行なったところ, 化粧品類, シャンプー, 歯みがき粉で紅斑を伴う著明な膨疹を形成した。これらの製品の各成分での貼布試験ではメチルパラベンのみに蕁麻疹反応がみられた。パラベン, エチルパラベン, プロピイルパラベン, ブチルパラベン, サリチル酸メチル, アセチルサリチル酸とは交叉反応を示さずメチルパラベン単独による接触蕁麻疹であった。

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© 日本皮膚科学会大阪地方会
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