皮膚
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伝染性軟属腫 (molluscum contagiosum) の治療-再び硝酸銀ペースト法について
新関 寛二
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1998 年 40 巻 5 号 p. 492-500

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抄録

molluscum contagiosumの治療に行った40%硝酸銀法 (薬液法) の難点を改良し, 40%硝酸銀ペースト法を考案して施術し, 良結果を得たので, 再度実際面について報告する。
当該法は40%硝酸銀液に小麦粉を25%の割に加え撹拝し, ペースト状とし, 竹ひごの尖端に付け, MCの頂点にのみ微量に塗布し, 完全に乾燥させるだけでよい。このように当該法は薬液でなく, paste状なので容易に付け得てMCのvirus塊は完全に黒色痂皮となって2-4週後に脱落治癒す (Table1)。
1995年から'97年の3年間に施術した380/389症例 (97.7%) が治癒した (Table2)。尚, 痒み, 痛みの訴えは軽微で65/389例 (16.7%)(Table3) であり, その中痒み, 痛みのため当該治療を中止したのは5例に過ぎない。

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© 日本皮膚科学会大阪地方会
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