皮膚
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Q-switched ruby laserによる外傷性刺青の治療成績
手塚 正遠藤 英樹亀山 裕子浅井 睦代藤井 真磯貝 理恵子杉原 和子
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2001 年 43 巻 4-5 号 p. 273-277

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抄録

外傷性刺青65例にQスイッチルビーレーザー治療を行った。病変は下眼瞼33.7%, 頬鼻背29.8%, 上口唇20-7%であった。7例が来院1回のみでdrop-outで残り58例が経過を観察出来た。この58例中25例が治癒, 28例が略治, 3例が軽度軽快, 2例が不変であった。治癒例の92%, 略治例の82%が5回以内の治療で効果がみとめられた。瘢痕, 脱色素斑などの副作用は全く認められなかった。

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© 日本皮膚科学会大阪地方会
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