皮膚の科学
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免疫組織学的検討によりCD1a陽性樹枝状細胞の浸潤を認めたサットン母斑の1例
矢島 あゆみ荒金 兆典川田 暁手塚 正
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2002 年 1 巻 3 号 p. 185-189

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抄録

症例は13歳, 男児。以前より右下眼瞼と左頬部に褐色丘疹があったが, 最近周囲に脱色素斑が出現してきたため, 2000年8月当科を受診した。サットン母斑の診断にて中央の色素斑を各々切除したところ, 左頬部では脱色素斑が消失した。本疾患の組織学的変化を検討する目的で, 切除標本を用い免疫染色を行ったところ, HMB-45抗体弱陽性の母斑細胞の周囲に密なCD1a陽性樹枝状細胞の浸潤を認め, 本症の病因における遅延型免疫応答の関与が疑われた。

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© 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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