皮膚の科学
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第2期梅毒の1例
上埜 剣吾前田 晃荒金 兆典弓立 達夫川田 暁手塚 正
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2002 年 1 巻 6 号 p. 414-417

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抄録

23歳男性。平成12年8月上旬より, 2-3週間にわたり発熱が続いた。8月中旬に両手足に皮疹が出現したため, 9月1日に近医を受診したがさらに躯幹に皮疹が広がってきたため, 同年9月19日精査・加療目的にて当院当科紹介受診となった。初診時, 手掌・足底の梅毒性乾癬, 体幹のバラ疹, 陰部の扁平コンジローマ様の皮疹等多彩な皮膚症状を認め, 梅毒血清反応 (FTA-ABS, RPR, TPHA) が高値を示したので, 第2期梅毒と診断した。ABPC1500mg/day内服開始したところ体幹部, 陰部の皮疹は2週間で軽快し, 手足の皮疹は8週間で略治した。(皮膚の科学, 1: 414-417, 2002)

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© 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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