2025 年 23 巻 2 号 p. 1-10
言語科学会第25回年次国際大会のシンポジウム「GrammarXiv: 言語理論・仮説・データのオープンアクセス=グラフデータベースとその活用」で行われた、心理言語学者・杉崎鉱司への公開インタビューでは、言語理論データベースGrammarXivを用いて、杉崎の研究を関連研究との関係性の中で可視化し、それらを参照しながら、研究の展開、発想方法、他分野や対立する理論への見解などについて議論を行った。本稿では、GrammarXivの概要を紹介するとともに、当該インタビューの内容を整理し、言語理論に基づく心理言語学研究におけるGrammarXivの活用可能性について考察する。