バイオメカニズム学会誌
Print ISSN : 0285-0885
解説
舌圧センサシートを用いたパーキンソン病患者の嚥下機能定量評価
小野 高裕堀 一浩田峰 謙一近藤 重悟濱中 里佐古田 三郎
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34 巻 (2010) 2 号 p. 105-110

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抄録

嚥下障害はパーキンソン病(PD)患者の50~70%に見られると言われ,食べる楽しみの喪失によるQOLの低下,低栄養状態によるADLの低下をまねくだけでなく,生命予後に大きく影響する誤嚥性肺炎の原因となる.PD患者の嚥下障害に関しては「ムセ」の有無を中心とした観察的評価が一般的に行われているが,我々は嚥下時に舌が口蓋に接触することにより食塊を送り込む原動力を発生していることに着目して開発した舌圧センサシートを用いて,PD患者の嚥下時舌圧発現様相を健常者と比較した.その結果,PD患者においては,舌圧の低下とともに,健常者に見られる舌圧パターンの崩れが認められ,嚥下障害の兆候をより早期に発見し得る可能性が示唆された.

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