抄録
本研究の目的は,8 名の男性ウインドサーフィン選手を対象に,マストパンピング時における上肢および下肢関節の屈
曲伸展運動を記述し,それらの関節運動がブームの動きに与える影響を検討することであった.上肢下肢の関節角度の時系列データから,ブームの動きに同期して屈曲伸展運動を示していた.さらに,各研究対象者において,ブームの可動域と関節角
度の変化量の関係性を単回帰分析により検討したところ,すべての選手に共通する関節は確認されなかった.有意な個人内の関係性が認められた関節においても,その回帰傾向は選手によって正・負に分かれていた.これらの結果から,ブームの動きに影響する関節運動は,選手ごとに異なる可能性がある.