社会技術研究論文集
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研究論文
遺伝的アルゴリズムを用いた交通事故対策の効果分析モデルに関する基礎的研究
高橋 清加藤 浩徳寺部 慎太郎有村 幹治小澤 義一
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2004 年 2 巻 p. 455-463

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抄録

2003年までに日本は, 交通事故死者数がピーク時の1970年と比較し, 半数以下に減少させるまでに至った. 一方, 交通事故発生数と負傷者数には, 同様の減少傾向は見られず, 今後も交通事故対策の必要性は高い. しかし, これまでの交通事故対策は, 経験に基づいて行われてきた側面が否定できない. 今後は, より客観的なデータに基づいた事故分析, 対策立案, その効果の予測, 対策実施, そして事後評価が各段階に還元されるシステムが求められている. また, 今日までに費用制約のもと, 対策効果を明示的に取り図られたモデルは多くない. そこで, 交通事故データから交通事故対策の効果分析を行う一連のプロセスからなるモデルを構築し, その基礎的パフォーマンスを評価するプロトタイプモデルの提案を行った.

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© 2004 社会技術研究会
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