素粒子論研究
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ゲルマン・西島理論の公理的定式化
花輪 重雄
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1956 年 13 巻 4 号 p. 343-355

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抄録
新粒子に関するゲルマン・西島の理論の公理的定式化を試みた。デスパニヤ・プレントキの理論との相違は、彼らが整数イソスピンの場はイソテンソルで記述されるとしたのに対し、この理論では強い相互作用をするすべての場が何階かのイソスピノルで記述されるとして出発した点である。この修正は理論の構成を容易にする。核子族数NとストレンジネスSとの和U=N+Sは第一、第二両種のイソスピノルの階数の差として定義される。
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© 1956 著者
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