同志社大学商学部
1989 年 22 巻 4 号 p. 26-34
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
中小商業の企業家的行動についての議論は,これまで,環境適応への意欲に溢れた企業家的小売業者とその逆の性向をもつ「生業的」小売業者の比較の中で行われてきた.本稿では,このような態度や行動の違いがどうして現れるのかに注目する.とくに小規模の小売業者に基本的に内在する企業家的行動を制約する条件が,検討される.小売業者に特殊化した資源の制約と,組織された集団行動が抱える矛盾が,そこでの焦点となる概念である.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら