九州大学大学院理学研究院
2010 年 43 巻 4 号 p. 38-45
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
生育・生存・繁殖などに必要な資源を利用している個体同士は,同種でも異種でも他の存在は互いにマイナスの影響を与える.これを競争と呼ぶ.生態学および進化生物学において,競争は生物界をつくり上げてきた基本的なプロセスである.進化において,異なるタイプの生物に生じる競争は自然淘汰および性淘汰の形をとって適応性をもたらす.それらのはたらき方や,細胞レベルの進化である発ガン過程について述べる.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら