一橋大学大学院商学研究科博士後期課程
2012 年 46 巻 1 号 p. 58-70
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本稿は「感情知能」と「上司と部下の関係性」を質問紙調査のデータを用いて統計的に検討したものである.大手製造業で実施した研修の結果から,感情知能とは生得的な特性ではなく,後天的に向上させることが可能な能力であり,かつ感情知能の向上は上司と部下の相互作用を促進させる効果があることが示された.さらに,知覚した感情情報を処理するにあたっては,そのプロセスについても重要な役割を果たしていることが示唆された.
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