一橋大学大学院商学研究科
2015 年 49 巻 2 号 p. 40-52
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
本論文の課題は,なぜチャンドラーの学説が20世紀後半に経営史のみならず経営学に大きな影響を与えたかを明らかにすることにある.結論を先取りするなら,チャンドラーの歴史研究は,複数の個別事例の比較を通じて,背後にある一般的構造を発見するものであった.その視点はこれまで大量かつ多様なものの流れを実現する大企業に向けられてきたが,今後はより柔軟に流れを管理する新しい組織形態の研究が重要になるだろう.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら