組織科学
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コトバを超えた知を生み出す:身体性認知科学から見たコミュニケーションと熟達
鈴木 宏昭横山 拓
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2016 年 49 巻 4 号 p. 4-15

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抄録

 本稿では,組織の中に蓄積された暗黙知の明示化,公共化に関わる困難を認知科学的に分析する.その困難は,意識化すら不可能な知識が存在すること,言語が断片的であるがゆえに状況の復元に十分なパワーを持っていないことに由来する.こうした困難を克服するためには,知識を,場の中でマルチモーダルシミュレーションによって生み出され,改変され続けるものとして捉えることが必要とされる.また状況や身体の情報を豊かに伝える象徴的言語の利用も知識の伝達には有効である.

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© 2016 組織学会/著者
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