専修大学経済学部
2016 年 50 巻 2 号 p. 31-42
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日本経済の低迷とともに,その原因は日本の雇用システムにあるとの見解がマスメディアの上を飛び交い,既存の制度の根本的変革を唱える議論が繰り返された.しかし2つの岩盤,長期雇用と職能賃金はなおも維持されている.よって2つの変革がさらに声高に叫ばれるのであるが,むしろ冷静に考えるべきは,1つのシステムが備える制度的強靱性であろう.改革のためにも日本の雇用システムの正確な理解が必要とされている.
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